みなさん、『YAWARA!』を知っていますか?
今日は、最近私が無性に読みたくなって、久しぶりに漫画を読み返し、さらに全部を見たことはなかったアニメまで視聴した作品を紹介します。
連載開始当時生まれてない私ですが、父が漫画を読んでいたこともあり、実家の本棚にありました。
連載が終了して大分経ってから読んだ作品です。
柔ちゃん!というと、まず谷亮子(旧姓:田村)選手が思い浮かぶ私です。
この愛称も元々はこの『YAWARA!』から来ているんですよね。
改めて読み返すと、柔道のルールが当時と今では結構変わっていることにも気づかされます。
『YAWARA!』の漫画・アニメの魅力を知ろう
浦沢直樹氏(以降、敬称略)によって描かれた柔道をテーマとした漫画作品で、後にアニメ化もされています。
この作品は、1986年から1993年まで「ビッグコミックスピリッツ」という雑誌で連載され、全29巻の単行本が出版されました。
1989年に日本テレビ系列でテレビアニメ化され、同年に実写映画化もされています。
アニメはバルセロナオリンピックがあった1992年まで放送されました。
アニメが原作に追いついてしまったこともあり、バルセロナオリンピック編は、1996年のアトランタオリンピックに合わせ、金曜ロードショーでテレビスペシャルとして放送されました。
簡単なあらすじ
物語の主人公は、類いまれな柔道の実力を持つ美少女・猪熊柔です。
柔はその驚異的な柔道の才能にも関わらず、「普通の女の子」としての平凡な生活を夢見ています。
しかし、彼女のまわりの状況や2人の男性との関係、さらには柔道を通じての数々の試練に直面します。
物語は、柔がオリンピックを二度制覇し、国民栄誉賞を受賞するまでの成長と挑戦を描いています。
彼女の日常生活、恋愛、そしてスポーツとしての柔道の舞台裏を通じて、多くの感動的なエピソードが織り交ぜられています。
ただの柔道漫画ではなく、ラブコメディとしても楽しめる作品になっています。
原作者
浦沢直樹は著名な漫画家であり、、『YAWARA!』の他にも、いくつかの代表作があります。
- MONSTER
複雑な物語構造とキャラクターの心理描写が特徴のサスペンス作品。 - 20世紀少年
未来の出来事を予知したような日記を巡るサスペンス。 - MASTERキートン
保険調査員としての仕事を通じて、さまざまな事件や人間ドラマを描く。 - PLUTO
手塚治虫の「鉄腕アトム」をベースにした作品で、ロボットと人間の関係をテーマにしている。
これらの作品は、浦沢直樹の緻密なストーリーテリングと深いキャラクター描写によって、多くのファンから高い評価を受けています。
漫画とアニメの違い
『YAWARA!』の漫画とアニメには、いくつかの違いがあります。
例えば、アニメでは、時期的な問題から、ソウルオリンピックがソウルワールドカップに変更されています。
また、アニメの本編では、バルセロナオリンピック選考の女子柔道最終予選までしか描かれていません。
その続きについては、1996年のアトランタオリンピックに合わせてテレビスペシャル(1時間32分)として放送されています。
ただ尺の都合もあり、カナダのジョディとの無差別級決勝に時間が多く割かれ、ロシアのテレシコワやフランスのマルソーとの試合があっという間に終わってしまった印象があります。
ここのところをアニメも丁寧に描いてくれれば良かったのですが、どうしようもないので、漫画で補完していただけたらと思います。
その他にも、アニメオリジナルのエピソードや変更点があるので、アニメから見始めた方も、漫画を一度読んでほしいです。
電子書籍で読みたい方は、こちらから。
なお、見開き読み推奨!です。
原作者自身が考案した「見開き読み推奨!マーク」がついている作品です。
是非、見開きで柔道の躍動感などを体感してください。
『YAWARA!』の漫画・アニメを見よう!
『YAWARA!』は、スポーツ要素を持ちつつも、主人公・猪熊柔の心情や人間関係が中心となった作品です。
漫画とアニメでの違いもその特性を活かしたものとなっています。
漫画、アニメのどちらともに魅力があり、連載開始から35年以上が経った今でも、多くのファンに愛され続けています。
その証拠として、作品に関する多くの記事や紹介がインターネット上で見られます。
あなたも『YAWARA!』を漫画を読んで、アニメを見てみませんか?
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