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Society5.0 ~AIとうまく付き合っていくには?~ | カノンのお部屋

Society5.0 ~AIとうまく付き合っていくには?~

Society5.0って、聞いたことある?

名前は知ってるけど、詳しくは分からないな。

今、AIやロボットがすごく注目されているんだ。
将来的に、たくさんの仕事がAIやロボットにやってもらうことができるかもしれないよ。

えっ、それって私の仕事もロボットがやるようになるの?
…私たち、どうしたらいいのかな。

Society5.0って何?

まずは、この動画を見てみましょう。


(『「20XX in Society 5.0~デジタルで創る、私たちの未来~」(ロングver.)』、経団連)

Society5.0

新しい技術を使って人々の生活をもっと良くするための考え方。
具体的には、AI(人工知能)ロボットIoT(Internet of Things)ビッグデータなどの技術を活用して、私たちの日常生活がもっと便利で快適になるような社会を目指している。

動画を見てどう思いましたか?
遠くにいても海外の最先端の医療を遠隔で受けられたり、自分が話せない、聞き取れない言語を話す人とも言葉の壁を感じることなく話せたり…。

動画の中では、

  • 「大切な人を守れる未来」
  • 「言葉の壁がなくなる未来」
  • 「みんなが一緒に楽しめる未来」
  • 「新しいつながりで暮らしが変わる未来」

を実現するために、様々な情報技術が使われていました。
どんな情報技術が使われていたか、その一部を見ていきましょう。

AI(人工知能)

AI(人工知能)とは、コンピュータや機械が人間のように考えたり、学習したりする技術のことを指します。
例えば、スマートフォンの音声アシスタントや推薦システム(「これを見た人はこれも見ています」のような提案)など、私たちの周りにはたくさんのAIが活用されています。

AIは、大量の情報やデータを分析して、新しい知識を得ることが得意です。
これにより、人間が難しいと感じる問題やタスクも、AIを使うことで解決することができるようになりました。
ただし、AIは人間の代わりになるわけではなく、人間と協力して、さまざまな問題を解決するためのツールとして考えるのが良いでしょう。

ロボット

ロボットとは、電気やコンピューターの技術を使って作られた機械のことを指します。
人間のように動いたり、特定の作業を自動で行ったりすることができます。

例えば、工場での作業や家の掃除を手伝ってくれる掃除機のロボットなどがあります。
ロボットは、人間がやるのが難しい仕事や、繰り返しの作業を代わりにしてくれる役立つ存在です。

最近のロボットは、コンピューターの技術が進化して、より賢く、人間のような動きや考え方を持つものも増えてきました。
これからの未来では、ロボットが私たちの生活の中でさらに大切な存在になることでしょう。

IoT

IoTは、”Internet of Things”の略で、日本語で「モノのインターネット」と言います。
これは、身の回りのさまざまなものや道具がインターネットにつながって、情報をやりとりする技術のことを指します。

例えば、スマートフォンを使って家の照明をつけたり、冷蔵庫が自動で食材の情報を送信してくれたりします。
このように、IoTは私たちの生活をもっと便利にしてくれる技術です。

近年、スマートスピーカーや自動運転の車など、多くのIoT製品が登場しています。
これからの未来では、もっとたくさんの「モノ」がインターネットにつながり、私たちの生活がさらに楽しく、便利になることでしょう。

ビッグデータ

ビッグデータとは、とても大きな量の情報やデータのことを指します。
このデータは、私たちが普段使っているスマートフォンやコンピュータから、さまざまな種類や形式で日々生成されています。

例えば、SNSでの投稿や、オンラインショップでの買い物、GPSを使った位置情報などがそれにあたります。
このビッグデータは、一般的なデータの量をはるかに超えています。

そのため、これらの大量のデータを分析することで、今まで気づかなかった新しい発見や、未来の予測をすることができるのです。
実際、ビッグデータを使った分析は、ビジネスや科学研究などさまざまな場面で活用されています。

簡単に言うと、ビッグデータは私たちの周りの情報が山ほど集まったもので、それをうまく使うことで新しいことを発見できるというわけです。

VR・AR

VRとARは、私たちが体験する現実の世界を豊かにする技術です。
では、それぞれどんなものなのでしょうか。

VR (Virtual Reality)

VRは「仮想現実」という意味です。
これは、実際の現実とは異なる全く新しい世界を体験できる技術です。例えば、VRゴーグルを使って、宇宙を旅したり、古代の城を探検したりすることができます。
このとき、現実の世界は見えなくなり、VRの世界だけが目の前に広がります。つまり、実際には部屋の中にいるのに、VRを使うと違う場所や時代にいるように感じることができるのです。
AR (Augmented Reality)

ARは「拡張現実」という意味です。
これは、現実の世界にデジタルの情報や画像を重ね合わせて表示する技術です。スマートフォンやスマートグラスを使って、現実の世界を見ながら、追加の情報やキャラクターなどを見ることができます。
例えば、スマートフォンのカメラで街を撮影すると、その場所の歴史や店の情報などが画面に表示されることがあります。これにより、現実の世界がもっと面白く、情報満載のものになるのです。

これからも、VRやARの技術は進化していき、私たちの生活をもっと楽しく、便利にしてくれることでしょう。

VR(バーチャルリアリティ、仮想現実)

Society5.0でAIとうまく付き合っていくために

現在、高等学校では「情報Ⅰ」という科目があり、全員が高校卒業までに必ず履修することになっています。
この科目では、情報の科学的理解を深めるために、技術的・科学的な側面からAI(人工知能)を学ぶことが求められています。

近年の情報技術の進展に伴い、AIやビッグデータなどの技術は日常生活や産業の中でますます重要な役割を果たしています。
未来の社会においてもその影響は拡大していくと考えられます。

授業の中で、これらの技術やコンセプトを学ぶことは、学生たちが未来の社会で活躍するための重要なスキルを身につける上で不可欠となっているのです。

最初の動画の最後に「AI・IoTによって、人が主役の社会へ」と書いてあったのを覚えていますか?
AIやロボットによって、今ある人間の仕事が奪われる…なんて話もありますが、覚えておいてほしいことがあります。

AIやロボットなど、さまざまな情報技術をうまく利用して、私たちの身の回りの問題を解決し、人間にとって暮らしやすい社会を作っていく。
そのために、日々勉強し、知識や技術を身に付けていきましょう。

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